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怪異・妖怪学コレクション 4

文芸のなかの怪異・妖怪

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-309-71484-4
4-309-71484-6
税込価格 3,520円
頁数・縦 365P 20cm
シリーズ名 怪異・妖怪学コレクション

商品内容

要旨

霊鬼、狐、土蜘蛛、場所の怪異…説話の深き森に分け入る―妖怪があまたうごめく物語世界。これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー!

目次

総論 文芸のなかの怪異・妖怪(伊藤慎吾)
1 霊鬼の造形(女の幽霊・再考―「九相図」から「幽霊画」へ(田中貴子)
子抱き幽霊図の原風景―産死供養の図像(堤邦彦)
悪路王退治譚―『鈴鹿の物語』における鬼退治譚の素材と構成方法(安藤秀幸)
近世前期の雪女像(星瑞穂))
2 狐(狐火伝承と俳諧(久留島元)
『玉藻の草紙』と犬追物起源譚(伊藤慎吾)
玉藻前と照魔鏡―『絵本三国妖婦伝』と『国本玉藻譚』における「妖狐退治」の形成をめぐって(馮超鴻))
三 土蜘蛛(上代の土蜘蛛―その宗教性を中心に(山〓かおり)
『土蜘蛛草紙絵巻』の仕掛け(徳田和夫))
4 場所の怪異(『今昔物語集』巻二十七第五話「冷泉院水精成人形被捕語」考(崔鵬偉)
日本近世文学の中における「城郭の怪異」―版本や近世実録などの写本からうかがえるもの(菊池庸介)
西尾維新『化物語』における「怪異の場所」の視覚化―原作とアニメーション作品を比較して(飯倉義之))

著者紹介

小松 和彦 (コマツ カズヒコ)  
国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。長年、日本の怪異・妖怪研究を牽引してきた
伊藤 慎吾 (イトウ シンゴ)  
弘前学院大学文学部教授。専門は〈古典と現代〉をテーマにした妖怪学。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)