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ポドロ島

KAWADE MYSTERY

出版社名 河出書房新社
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-309-80109-4
4-309-80109-9
税込価格 2,420円
頁数・縦 317P 20cm

商品内容

要旨

ヴェネチア沖の小島にピクニックに出かけた男女が遭遇する不気味な出来事を描いた表題作、小説家が謎の読者からの手紙に脅かされる「W・S」、奇怪な機械仕掛けの棺が登場、ブラックユーモアに満ちた「動く棺桶」他。心の闇にひそむ妄執を精妙な筆致で描く異色恐怖小説集。

出版社
商品紹介

小説中の登場人物から来た手紙が次第に作者を追いつめていく「W・S」他、新しい心理的恐怖を描く英国作家の異色短編集。

おすすめコメント

小説中の登場人物から作者に送られてきた手紙は、作中での描き方をなじり、正当な扱いを要求していた。ばかげた悪戯と作家は一笑に付したが……メタフィクション風の怪異譚「W・S」ほか、新しい心理的恐怖を描く異色短篇集。

著者紹介

ハートリー,レズリー・ポールズ (ハートリー,レズリーポールズ)   Hartley,L.P.
1895‐1972。イギリスの作家。オックスフォード大学を卒業、二十代で評論家・短篇作家として出発。第二次大戦後、自伝的長篇三部作『小海老とイソギンチャク』『第六天国』『ユースタスとヒルダ』(1944‐47)で注目を集める。『恋を覗く少年』(1953)は「完璧な小説」と批評家の絶賛を浴びてベストセラーとなり、ジョゼフ・ロージー監督、ハロルド・ピンター脚本で映画化された(『恋』)。その怪奇短篇はしばしば「英語で書かれた最も洗練された幽霊譚」と評される。「ポドロ島」「W・S」「豪州からの客」などは怪奇小説アンソロジーの定番的名作
今本 渉 (イマモト ワタル)  
1961年大阪府生まれ。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)