• 本

八犬傳 上

改訂版

廣済堂文庫 や−7−25 特選時代小説

出版社名 廣済堂あかつき
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-331-61403-7
4-331-61403-4
税込価格 734円
頁数・縦 446P 16cm
シリーズ名 八犬傳

商品内容

要旨

世界伝奇小説の烽火、デュマの『三銃士』に先立つこと3年。28年の歳月をかけて完成された滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』。物語は、長禄二年足利八代将軍義政のころ、安房国の城主里見義実の娘、伏姫が犬の八房の子を身籠り生んだ八つの奇妙な珠の話で始まる。後にそれらの珠を持つ八人の犬士が出現。この八犬士が縦横無尽に活躍する「虚の世界」と作者、馬琴の日常生活を鋭く抉った「実の世界」が交互に描かれる、山田風太郎の傑作長篇。

出版社・メーカーコメント

足利八代将軍義政のころ、安房の城主里見義実の愛娘・伏姫が犬の八房の子を身ごもり八つの奇妙な珠を生む。それらの珠をもつ八犬士が出現し活躍する「虚の世界」と作者の馬琴の日常生活を鋭く抉ったく「実の世界」を交互に展開。滝沢馬琴の大作「南総里見八犬伝」を山田風太郎流に仕立て直した力作長篇。

著者紹介

山田 風太郎 (ヤマダ フウタロウ)  
1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。47年、「宝石」新人募集に応募した「達磨峠の事件」がデビュー作。48年「眼中の悪魔」で第2回探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。その後「甲賀忍法帖」を始めとした忍法帖シリーズなどを精力的に発表した。2000年、日本ミステリー文学大賞受賞。01年7月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)