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漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?

光文社新書 242

出版社名 光文社
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-334-03342-2
4-334-03342-3
税込価格 792円
頁数・縦 240P 18cm

商品内容

要旨

かつて漢文は、東アジアのエスペラントであり、日本人の教養の大動脈であった。古代からの日本の歴史を「漢字」「漢文」からひもとくことで、日本人が何を思い、どんな試みの果てに、この国が築かれてきたのかが明らかになってくる。日本人にとってまだ漢文が身近だったころ、漢文の力は政治・外交にどのように利用されたのか?彼らは、漢文にどんな知性や思いを込めたのか?―日本の発展の原動力となり、その文化・政治力を支えた「漢文の素養」をもう一度見直し、日本文化の豊かな可能性を提言する。

目次

第1章 卑弥呼は漢字が書けたのか
第2章 日本漢文の誕生
第3章 日本文明ができるまで
第4章 漢文の黄金時代
第5章 中世の漢詩文
第6章 江戸の漢文ブームと近現代

おすすめコメント

かつての日本で、外交・政治から恋愛・ケンカまで、すべてものをいったのは漢文の素養であった。この国の歴史を漢文からたどることで見えてくる、日本文化の豊かな可能性とは。

著者紹介

加藤 徹 (カトウ トオル)  
1963年東京都生まれ。東京大学文学部中国語中国文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1990〜91年、中国政府奨学金高級進修生として北京大学中文系に留学。広島大学総合科学部専任講師を経て、同助教授。専攻、中国文学。『京劇』(中公叢書)で第24回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)