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反オカルト論

光文社新書 843

出版社名 光文社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-334-03946-2
4-334-03946-4
税込価格 990円
頁数・縦 308P 18cm

商品内容

要旨

19世紀アメリカの少女の単なるイタズラから始まったとされるスピリチュアリズム。これほどまで科学の発達した21世紀の現代でもなお、「オカルト」は生き続けている。日常的には血液型占いや六曜のような迷信、祈祷治療や霊感商法、さらに「死後の世界」を煽る医師やSTAP研究不正の社会問題まで、様々に姿を変えて存在する。その「罠」に、庶民のみならず大学生やエリート、学問に携わる専門家さえも陥るのはなぜか?現代社会にはびこる「欺瞞」に囚われないための科学的思考法を、分かりやすい対話形式で身につける。

目次

はじめに―「学」と「欺瞞」の関係
第1章 なぜ騙されるのか
第2章 なぜ妄信するのか
第3章 なぜ不正を行うのか
第4章 なぜ自己欺瞞に陥るのか
第5章 なぜ嘘をつくのか
第6章 なぜ因習に拘るのか
第7章 なぜ運に任せるのか
第8章 なぜ迷信に縛られるのか

おすすめコメント

『ゲーデルの哲学』などのヒットシリーズを手掛けた著者が、なぜエリート学生たちが理性とは対極にあるオカルトにハマるのか論究。

著者紹介

高橋 昌一郎 (タカハシ ショウイチロウ)  
1959年大分県生まれ。國學院大學教授。専門は論理学・哲学。ウエスタンミシガン大学数学科および哲学科卒業後、ミシガン大学大学院哲学研究科修了。超常現象やエセ科学を究明するJAPAN SKEPTICS副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)