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会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション

光文社新書 1215

出版社名 光文社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-334-04622-4
4-334-04622-3
税込価格 1,012円
頁数・縦 299P 18cm

商品内容

要旨

『ONE PIECE』『鋼の錬金術師』…あの登場人物たちが会話を通じて企んでいること―。私たちは会話を通じて何を伝え、何を企んでいるのか。あるいは相手の心理や行動にどんな影響を及ぼそうとしているのか。漫画や小説など、27のフィクション作品を題材に、「会話」という営みを徹底分析!

目次

第1章 コミュニケーションとマニピュレーション
第2章 わかり切ったことをそれでも言う
第3章 間違っているとわかっていても
第4章 伝わらないからこそ言えること
第5章 すれ違うコミュニケーション
第6章 本心を潜ませる
第7章 操るための言葉

出版社・メーカーコメント

日常の会話のなかで、私たちは巧みにコミュニケーションをおこない、それによってさまざまなマニピュレーションを成功させようとしています。[中略]会話のなかでのこうした企みは、何かしら不誠実なものだと思われることも多いように思います。そして、本書でものちに取り上げるように、本当に不誠実な場合もあるでしょう。ただ、基本的な姿勢としては、私はこんなふうに互いに工夫を凝らして会話のなかで試行錯誤する人々の姿を愛おしく思っていて、そうした人々が織りなす会話という営みそのものが、その企みゆえに多様な面を持った魅力的な現象でもあると思っています。(「第一章 コミュニケーションとマニピュレーション」より)

著者紹介

三木 那由他 (ミキ ナユタ)  
1985年、神奈川県生まれ。大阪大学大学院人文学研究科講師。京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)