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「おふくろの味」幻想 誰が郷愁の味をつくったのか

光文社新書 1240

出版社名 光文社
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-334-04647-7
4-334-04647-9
税込価格 1,034円
頁数・縦 277P 18cm

商品内容

要旨

肉じゃが?ポテサラ?オムライス?「おふくろの味」の正体とは―?無性に食べたくなる時もあれば、揉め事の火種にもなる。誰もが一度は聞いたことがあるのに正体不明の「味」の謎―。

目次

第1章 「おふくろ」をめぐる三つの謎(「おふくろ」という言葉はどこから来たのか?
「おふくろ」と言っているのは誰なのか? ほか)
第2章 都市がおふくろの味を発見する―味覚を通じた「場所」への愛着(地名食堂の系譜
東京昭和の「おふくろ」たち ほか)
第3章 農村がおふくろの味を再編する―「場所性」をつなぎとめる味という資源(変化する農山漁村
「おふくろの味」の再編―没場所性とのせめぎ合い ほか)
第4章 家族がおふくろの味に囚われる―「幻想家族」の食卓と味の神話(家族と食事の変遷
新たな食経験と故郷の変化のはざまで生まれる幻想 ほか)
第5章 メディアがおふくろの味を撹乱する―「おふくろの味」という時空(一九七〇年代まで―「おふくろの味」のつくり方
一九八〇年代―百花繚乱の食の楽しみと苦しみ ほか)

著者紹介

湯澤 規子 (ユザワ ノリコ)  
1974年、大阪府生まれ。法政大学人間環境学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。専門は歴史地理学、農村社会学、地域経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)