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長い廊下がある家

KAPPA NOVELS

出版社名 光文社
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-334-07710-5
4-334-07710-2
税込価格 880円
頁数・縦 240P 18cm

商品内容

要旨

廃村に迷い込み、辿り着いた“幽霊の出る”家。そこには、隣の家と地下で繋がる、長い長い廊下があった。一方、老夫婦の住む屋敷の離れには、ネズミ講で多くの人を騙し、かろうじて収監を免れた男が転がり込んでいた。あまり使われなくなった別荘では、事故とも自殺ともつかない転落死体が発見され、三つのコップの一つには、トリカブトの毒が入っている―。多彩な事件、鮮やかな解決、わだかまる人間心理の闇。苦味も極上の本格推理傑作集。

出版社・メーカーコメント

二つの邸を繋ぐはずの、長い、長い廊下。閉ざされた扉の前で、誰の耳にも届かない叫び声があがる。廃村に踏み迷った大学生の青年は、夜も更けて、ようやく明かりのついた家に辿り着く。そこもやはり廃屋だったが、三人の雑誌取材チームが訪れていた。この家には幽霊が出るというのだ──。思い違い、錯誤、言い逃れに悪巧み。それぞれに歪んだ手掛かりから、臨床犯罪学者・火村英生が導き出す真相とは!?

著者紹介

有栖川 有栖 (アリスガワ アリス)  
1959年大阪府生まれ。’89年、『月光ゲーム』でデビュー。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。’08年、『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。現代本格ミステリの代表的な書き手として、精力的に作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)