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セリヌンティウスの舟 長編推理小説

光文社文庫 い35−4

出版社名 光文社
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-334-74417-5
4-334-74417-6
税込価格 545円
頁数・縦 233P 16cm

商品内容

要旨

大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。遺された五人は、彼女の自殺に不自然な点を見つけ、美月の死に隠された謎について、推理を始める。お互いを信じること、信じ抜くことを、たったひとつのルールとして―。メロスの友の懊悩を描く、美しき「本格」の論理。

著者紹介

石持 浅海 (イシモチ アサミ)  
1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部を卒業後、食品会社に勤務。鮎川哲也編の公募アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)に、秀作短編を発表したのち、光文社の新人発掘企画「カッパ・ワン」に応募した『アイルランドの薔薇』で、2002年に長編デビュー。’03年刊行の第二長編『月の扉』は、各種のランキング企画に上位ランクインし、日本推理作家協会賞の候補にもなる。さらに、’05年刊行の『扉は閉ざされたまま』は、「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の両ランキングで、ともに第二位に輝き、いまもっとも期待される本格ミステリーの旗手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)