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往ったり来たり

光文社文庫 な1−30

出版社名 光文社
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-334-74425-0
4-334-74425-7
税込価格 524円
頁数・縦 219P 16cm

商品内容

要旨

東京で生まれ育った私は、結婚を機に福岡や名古屋に移り住んだ。出産、育児と共に出発した作家生活で、社会経験に乏しい私は、大勢の方々から取材を通して多くの貴重な知識を頂いた。そのお陰でいつもテーマを持つミステリーを書く事ができたように思う。―眼精疲労からグリーン碁石を開発し、心身症から新しい世界がひらけたという作家の「獲得体験」とは。

目次

往ったり来たり(枚数音痴
生放送
出産という転機
日没遅い町
胎教について ほか)
人と書物と遊びと出会う(書店がこわい
時の栞
選考会のあと
桜本位の家
悪女の深情け ほか)

著者紹介

夏樹 静子 (ナツキ シズコ)  
東京生まれ。慶應義塾大学英文科卒業。大学在学中に『すれ違った死』が江戸川乱歩賞候補になる。1970年『天使が消えていく』が再び江戸川乱歩賞候補。’73年『蒸発』で第26回日本推理作家協会賞受賞。丹念な取材と繊細な心理描写、着想の斬新さで新テーマに挑みつづける。長年にわたり、水準の高い多彩な作品を生み、2006年には第10回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)