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眼ある花々/開口一番

光文社文庫 か40−9 開高健エッセイ選集

出版社名 光文社
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-334-74674-2
4-334-74674-8
税込価格 586円
頁数・縦 291P 16cm

商品内容

要旨

水際の木に何万と群がったホタルが蒼白く輝き浮かび上がる「夜の花」。小さな屋台で氷の上に置かれ売られるジャスミンの花…。戦禍のヴェトナム、中国・天安門広場など世界各国「花のある情景」をテーマに書かれた『眼ある花々』。釣り、スキー、パイプ、食、酒、はては女までを探究し、趣味・道楽を極めた『開口一番』。百花繚乱の言葉で綴るエッセイ二作品を収録。

目次

眼ある花々(君よ知るや、南の国
一鉢の庭、一滴の血
指紋のない国
茶碗のなかの花
寒い国の花 ほか)
開口一番(脱獄囚の遊び
われ敗れたり
六月の風
“オジサマ”の楽しみ
オレはカミナリだぞ ほか)

著者紹介

開高 健 (カイコウ タケシ)  
1930年大阪市生まれ。大阪市立大卒。’58年「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、次々に話題作を発表。ベトナム戦争のさなか、しばしば戦場に赴いた経験は、『輝ける闇』(毎日出版文化賞受賞)、『夏の闇』などに凝縮され、高い評価を受けた。’79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、’81年一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、’87年、自伝的長編『耳の物語』で日本文学大賞など、受賞多数。’89年逝去。享年58(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)