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つるべ心中の怪 連作時代小説

光文社文庫 な8−27 塙保己一推理帖

出版社名 光文社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-334-74865-4
4-334-74865-1
税込価格 838円
頁数・縦 305P 16cm

商品内容

要旨

蔵前の札差・武蔵屋の女主が、若い手代と相対死に(心中)を遂げた。部屋の欄間に紐をかけて、抱き合って首を吊る「つるべ心中」である。しかし、二人の体重差から、女の体のほうが下に下がっていたということに、保己一は不審を覚える。死後の姿にも気を遣う女心に反しているのだ。文化初頭の江戸を舞台に、盲目の大学者・塙保己一の活躍を描く大好評シリーズ第三弾。

著者紹介

中津 文彦 (ナカツ フミヒコ)  
1941年岩手県一関市生まれ。学習院大学政経学部卒。新聞記者を経て、義経北行伝説に材をとった歴史ミステリーの傑作『黄金流砂』で、’82年に第28回江戸川乱歩賞を受賞して、デビュー。その活躍の舞台は歴史ジャンルにとどまらず、社会派ミステリーの『七人の共犯者』で、角川小説賞も受賞した。盛岡市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)