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鬼子母の末裔

光文社文庫 も2−74 森村誠一ベストセレクション

出版社名 光文社
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-334-74934-7
4-334-74934-8
税込価格 692円
頁数・縦 374P 16cm

商品内容

要旨

根本景子は一人息子・圭一の結婚式当日、その妻となった佳枝に対する殺意を固めた。景子に花束を贈呈する時ニヤリと笑った佳枝の顔に、自分の“同族”と感じたからだ。その半生で息子を守りたい一心から“完全犯罪”による殺人を繰り返した姑と、息子を食おうとする嫁。最後まで“神”になれなかった鬼子母の行く末を描く表題作を含む傑作六編の凄絶なる競演。

おすすめコメント

根本景子は一人息子・圭一の結婚式当日、その妻となった佳枝に対する殺意を固めた。景子に花束を贈呈する時ニヤリと笑った佳枝の顔に、自分の“同族”と感じたからだ。その半生で息子を守りたい一心から“完全犯罪”による殺人を繰り返した姑と、息子を食おうとする嫁。最後まで“神”になれなかった鬼子母の行く末を描く表題作を含む傑作六編の凄絶なる競演!

著者紹介

森村 誠一 (モリムラ セイイチ)  
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。ホテルマンを経て、作家となる。’69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、’73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。2003年には第7回日本ミステリー文学大賞を受賞した。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど、多岐にわたる分野で活躍。その著作は、370冊を超え、近年は、創始した「写真俳句」も話題を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)