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さらば、食料廃棄 捨てない挑戦

出版社名 春秋社
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-393-74153-5
4-393-74153-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 16,397P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 現在世界中で、食料の約半分がゴミと化している事実をご存知だろうか。そんな浪費社会に対し、独自のユニークな方法で抵抗する人々も多数登場する。しかし結局、生産者、販売者側の「捨てざるをえない情」は、私たち消費者に起因しているのだ。スーパーで食料品を手に取るとき、そしてそれを食べるとき、本書を少しでも思い浮かべていただければ、その行動は確実に変化するだろう。

    (2013年8月9日)

商品内容

要旨

獲った魚の5割は瀕死で海に捨てられ、スーパーは食べられる商品を大量廃棄…。悪い冗談のような現実と、浪費社会に立ちむかうユニークな試みを追った渾身のルポ。エネルギー・食料自給問題に直面する日本人の羅針盤。

目次

消費熱と廃棄社会(食と命
食べ物はゴミではない
メイキング・オブ・『テイスト・ザ・ウェイスト』 ほか)
私たちの消費活動がもたらす世界的影響(浪費に対するヴェロニクの怒り
過剰文明
魚が絶滅する理由 ほか)
浪費社会から責任ある消費へ(満腹のバクテリアとパンの温かさ
国家、経済、科学ができること
一人ひとりができること)

出版社
商品紹介

食料の半分は捨てられている。不都合な真実に口を閉ざす人々、ユニークな発想で抗う人々に肉薄。捨てない未来を模索する希望のルポ。

出版社・メーカーコメント

食料の半分は捨てられている! 形の悪いジャガ芋は畑に放置され、魚の半分は瀕死で漁場で廃棄。一体、なぜこんな事態に? 不都合な真実とユニークな方法でそれに抗う人々に肉薄した、捨てない未来を模索するルポ。エネルギー・食料自給問題を抱える日本人の羅針盤。

著者紹介

クロイツベルガー,シュテファン (クロイツベルガー,シュテファン)   Kreutzberger,Stefan
1961年生まれ。政治学を専攻。フリージャーナリスト。環境、消費者問題、ならびに国際的開発協力を専門とした文筆業およびメディアコンサルタント。ドイツ環境基金の顧問
トゥルン,バレンティン (トゥルン,バレンティン)   Thurn,Valentin
1963年生まれ。地理学を専攻。ミュンヘン・ドイツジャーナリストスクール卒業。フリーの映画監督として、テレビ局ARD、ZDF、およびARTEに40を超えるドキュメンタリー番組を制作。2006年には番組『Ich bin Al Kaida(私がアルカイーダだ)』がドイツ放送大賞にノミネート、2003年には『Genrevolution und Welthunger(遺伝子革命と世界飢餓)』で開発援助省のメディア大賞を受賞
長谷川 圭 (ハセガワ ケイ)  
1993年に高知大学卒業、同年に渡独。ドイツのイエナ大学でドイツ語と英語の言語学(文法理論)を専攻し、1999年に修士号を取得。卒業後、同大学の教員として日本語やドイツ語の授業を担当する。2009年に翻訳家および日本語講師として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)