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異端力 規格外の人物が時代をひらく

祥伝社新書 283

出版社名 祥伝社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-396-11283-7
4-396-11283-1
税込価格 836円
頁数・縦 220P 18cm

商品内容

要旨

先行きの見えない経済不況、東日本大震災を経て、日本はいま閉塞感に包まれている。なぜ、リスクを取り、過去を捨てて変われないのか。その最大の壁は「常識」だ。いま必要とされているものは、孤立を恐れず、常識を破る力、すなわち「異端」の力である。古今東西の歴史を紐解けば、この異端力こそが歴史のページをめくってきた。キリスト、ガリレオ、龍馬、ジョブズ…みんな異端だった。なかでも日本仏教の歴史はその最たるものである。

目次

第1章 歴史のページは「異端」がめくる―宗教・政治・科学を変えた「型破り」の効用(型を破るには型を知りつくせ
創造的な人が高学歴でないのはなぜか ほか)
第2章 日本仏教を発展させた異端の力(日本仏教は異端の歴史
危険人物だった聖徳太子 ほか)
第3章 異端は人間社会の宝物(中世キリスト教の異端審問と魔女狩り
神さまに近づきすぎた異端たち ほか)
第4章 自分の中の異端力を高めよう(自分で診断できる「異端度」
人生は本音と建前のバランスが大事 ほか)

出版社・メーカーコメント

事なかれ主義の世の中、異端こそが日本を変える。この仏教者たちを見よ。―――松岡正剛 歴史のページをめくるのは、いつも「異端」だった 日本の敵は、地震や津波でも福島第一原発でも、ましてや中国やアメリカでもありません。真の敵は、自分の中に居座っています。それが、常識です。頑迷な常識と、敢然(かんぜん)と戦う「常識破り」の人間を本書では、「異端」と呼ぶことにします。彼らこそが、歴史のページをめくってくれるのです。(「はじめに」より) ■「常識」という見えない壁を乗り越えるには 先行きの見えない経済不況、東日本大震災を経て、日本はいま閉塞感に包まれている。なぜ、リスクを取り、過去を捨てて変われないのか。その最大の壁は「常識」だ。いま必要とされているものは、孤立を恐れず、常識を破る力、すなわち「異端」の力である。古今東西の歴史を紐解(ひもと)けば、この異端力こそが歴史のページをめくってきた。キリスト、ガリレオ、龍馬、ジョブズ……みんな異端だった。なかでも日本仏教の歴史はその最たるものである。私たちのなかに眠る異端力を再活性化することが、この国を再興に導くための鍵となるはずだ。

著者紹介

町田 宗鳳 (マチダ ソウホウ)  
広島大学大学院総合科学研究科教授。1950年、京都市生まれ。14歳で出家し臨済宗大徳寺で修行。34歳で寺を離れ、渡米。ハーバード大学で神学修士号、ペンシルバニア大学で博士号を得る。プリンストン大学助教授、国立シンガポール大学准教授、東京外国語大学教授を経て現職。国際教養大学客員教授、広島大学環境平和学プロジェクト研究センター所長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)