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中国の情報機関 世界を席巻する特務工作

祥伝社新書 311

出版社名 祥伝社
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-396-11311-7
4-396-11311-0
税込価格 880円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

情報活動と国家の意思とは表裏一体の関係にある。では中国の国家的意思とは何かと言えば、世界の覇権国家になることであり、経済成長の自信に裏打ちされた今日、その野望を隠そうとはしていない。現時点では通常戦力でアメリカに劣る中国が、それを補うのが情報活動であり、サイバー戦能力である。中国情報機関がアメリカの最新鋭核弾頭の情報を収集していたことを思い起こすならば、その活動は、着々と成果を上げていると言える。本書は、ほとんど知られていなかった中国情報機関のその実態に、初めて迫る。

目次

中国情報活動、その究極の目的
情報活動の主役・国家安全部
誰が情報を分析し、政策決定するのか
軍事スパイ活動の元締め―総参謀第二部
情報剽窃―総参謀第三部
サイバー攻撃―総参謀第四部
官民あげての経済インテリジェンス
中国を脅かす「五毒」
冷戦の背後に秘められた米中関係
中ロ蜜月、冷戦終結以降の大転換
インテリジェンスから見た習近平政権

出版社・メーカーコメント

中国がアメリカを恐れなくなった理由! その壮大、かつ長期的世界戦略の全貌 サイバーテロ、産業スパイ、情報剽窃、ハニートラップetc. そして自衛官、政治家が、いとも簡単に籠絡される日本の今後覇権国家に向けた中国の野望〈本書の内容〉 第1章 中国情報活動、その究極の目的 第2章  情報活動の主役・国家安全部 第3章  誰が情報を分析し、政策決定するのか 第4章  スパイ活動の元締め──総参謀第二部 第5章  通信傍受──総参謀第三部 第6章  サイバー攻撃──総参謀第四部 第7章  官民あげての経済インテリジェンス 第8章  中国情報機関のアキレス腱 第9章  冷戦背後で秘められた米中関係 第10章 中口蜜月、冷戦終結以降の大転換 第11章 インテリジェンスから見た習近平政権 ■初めて明らかになるその全貌 〈著者のことば〉 情報活動と国家の意思とは表裏一体の関係にある。では中国の国家的意思とは何かと言えば、世界の覇権国家になることであり、経済成長の自信に裏打ちされた今日、その野望を隠そうとはしていない。 現時点では通常戦力でアメリカに劣る中国が、それを補うのが情報活動であり、サイバー戦能力である。中国情報機関がアメリカの最新鋭核弾頭の情報を収集していたことを思い起こすならば、その活動は、着々と成果を上げていると言える。 本書は、ほとんど知られていなかった中国情報機関のその実態に、初めて迫る。

著者紹介

柏原 竜一 (カシハラ リュウイチ)  
昭和39年生まれ。京大西洋史学科、仏文科卒。情報史研究家。中西輝政氏(京大名誉教授)が主宰する情報史研究会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)