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同性婚 私たち弁護士夫夫です

祥伝社新書 422

出版社名 祥伝社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-396-11422-0
4-396-11422-2
税込価格 858円
頁数・縦 212P 18cm

商品内容

要旨

海外では同性婚を法律で認めている国が多数ある。にもかかわらず、日本では認められていない。しかし、2015年3月31日、東京都渋谷区で、同性カップルにパートナーシップ証明書を発行する条例が成立した。この意義はきわめて大きい。本書は、同性愛者である弁護士が、自身の同性婚や、弁護士として関わってきた同性愛者の葛藤と困難、そして法律が家族や婚姻をどう捉えているのかについて述べた。加えて、憲法24条と同性婚について論じる。同性愛だけでなく、多様な性を当たり前に感じる社会であってこそ、すべての人が自分らしく生きられるのだ。

目次

第1章 私たち弁護士夫夫です(「日本で同性婚ができない」とは、どういう意味なのか
出会いと交際の開始 ほか)
第2章 同性愛者からの法律相談(同性愛者からの法律相談とアウティング
同性カップル間のトラブル ほか)
第3章 結婚・家族とは何か(法律が考える結婚とは何か
法律は愛情も保護している ほか)
第4章 同性婚と憲法24条(同性愛者の権利を人権問題と認識すること
国際的人権問題としての取り組み ほか)

出版社・メーカーコメント

私たち、結婚式を挙げました 私は、ブームをブームで終わらせず、社会の当たり前のこととする試みとして、「同性婚」について語ろうと思う。同性愛者として私が感じてきたこと、弁護士として関わってきた同性愛者の葛藤や困難、そして法律が家族や婚姻をどのように考えているのか、あるいは憲法と同性婚と社会について。「同性愛者の知り合いが一人もいない」「今まで同性愛者に会ったことがない」という人にこそ、この本を手にとってもらいたい。そして、同性愛だけではない多様な性を、少しでも身近な当たり前の存在として感じてもらえたらと思う。(「はじめに」より) 第一章 私たち弁護士夫夫(ふうふ)です 第二章 同性愛者からの法律相談 第三章 結婚・家族とは何か 第四章 同性婚と憲法24条 ■同性婚という新しいカタチ 海外では同性婚を法律で認めている国が多数ある。にもかかわらず、日本では認められていない。しかし、2015年3月31日、東京都渋谷区で、同性カップルにパートナーシップ証明書を発行する条例が成立した。この意義はきわめて大きい。本書は、同性愛者である弁護士が、自身の同性婚や、弁護士として関わってきた同性愛者の葛藤(かっとう)と困難、そして法律が家族や婚姻をどう捉(とら)えているのかについて述べた。加えて、憲法24条と同性婚について論じる。同性愛だけでなく、多様な性を当たり前に感じる社会であってこそ、すべての人が自分らしく生きられるのだ。

著者紹介

南 和行 (ミナミ カズユキ)  
1976年、大阪府生まれ。京都大学農学部、同大学院修士課程卒業後、大阪市立大学法科大学院にて法律を学ぶ。2009年、弁護士登録。2011年に同性パートナーの弁護士吉田昌史と結婚式を挙げ、2013年に同性愛者であることを公言する、同性カップルの弁護士による法律事務所「なんもり法律事務所」を大阪・南森町に立ち上げる。一般の民事事件のほか、離婚・男女問題や無戸籍問題など家事事件を多く取り扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)