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死に方の思想

祥伝社新書 425

出版社名 祥伝社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-396-11425-1
4-396-11425-7
税込価格 858円
頁数・縦 186P 18cm

商品内容

要旨

明治二十年代、日本の女性の平均寿命は四四歳。現在は八六歳で、長寿世界一の座に就いた。長生きはめでたいことではなくなり、大往生という言葉も消えた。死を取り巻く環境も変わった。葬式は家族葬となり、それも省かれて、葬儀社の者が火葬場で見送って終わりという直葬が急増している。今や首都圏では四分の一が直葬という。死ぬことに意味がなくなったのだろうか。そんなはずはない。従来とは違う新しい意味付けがあるはずだ、と著者は考え続けた。周りに迷惑をかけず、心穏やかに死んでいくために、残された日々をどう過ごせばいいのか。宗教学者が考えた、この世を去るためのレッスン!

目次

第1章 長寿化する社会
第2章 無縁社会とは何か
第3章 安楽死と尊厳死
第4章 死後の魂
第5章 死は別れのとき
第6章 先祖になるということ
第7章 死と再生

出版社・メーカーコメント

葬式を行なわない「直葬」が首都圏ではすでに4分の1に! 死ぬときに何を遺せる? 死ぬときに何を頼れる? 宗教学者が考えた、この世を去るためのレッスン! 自分はどのように死んでいくのか。そのときどんなことを思うのだろうか。はたして、「孤独死」というのは寂しいものなのだろうか。それともそうではないのでしょうか。現代に生きるわれわれは、死とどう向き合ったらいいのか。これから、この問題について考えてゆきたいと思います。[プロローグ]より ■今、本当に必要な、死に方入門! 明治20年代、日本の女性の平均寿命は44歳。現在は86歳で、長寿世界一の座に就いた。長生きはめでたいことではなくなり、大往生という言葉も消えた。死を取り巻く環境も変わった。葬式は家族葬となり、それも省かれて、葬儀社の者が火葬場で見送って終わりという直葬が急増している。今や首都圏では4分の1が直葬という。死ぬことに意味がなくなったのだろうか。そんなはずはない。従来とは違う新しい意味付けがあるはずだ、と著者は考え続けた。周りに迷惑をかけず、心穏やかに死んでいくために、残された日々をどう過ごせばいいのか。

著者紹介

島田 裕巳 (シマダ ヒロミ)  
1953年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員などを歴任後、東京女子大学非常勤講師。日本を代表する宗教学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)