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古文書に見る江戸犯罪考

祥伝社新書 484

出版社名 祥伝社
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-396-11484-8
4-396-11484-2
税込価格 924円
頁数・縦 305P 18cm

商品内容

要旨

信憑性の高い史料を基に、江戸時代の犯罪と刑罰について、わかりやすく紹介したのが本書である。児童虐待、介護の悲劇、夫婦間トラブル、通り魔殺人、多彩な詐欺…。現代に横行する犯罪のほとんどは江戸時代にもあった。もちろん、江戸時代ならではの犯罪も興味深い。貧しい少女による放火、巾着切(スリ)や盗人たちの独特な作法と生態、同心や岡っ引きによる特異な捜査など、現代との隔絶ぶりに驚かされるのだ。これらの犯罪の諸相はまた、時代小説を読む目を肥やしてくれるのではないだろうか。犯罪を通して覗き見る、江戸の本音と真実がここに!

目次

千人切通り魔殺人事件
夫婦という危険な関係
巾着切と町奉行
少女はなぜ火を付けたのか
子殺しと介護「殺人」
捕「者」帳の世界
アラカセギと呼ばれた悪党たち
真犯人を捜せ
盗みと刑罰、そして敲について
徳川家慶と三遊亭円朝
田舎小僧参上
鼠小僧は劇場型犯罪
詐欺師と偽金師
土壇場の作法

出版社・メーカーコメント

スリ天国、大量殺人、放火、通り魔殺人、強盗…… 悲惨な事件が後を絶たない 暗黒ワールドへようこそ! 〈目次より〉 【第一夜】千人切通り魔殺人事件 【第二夜】夫婦という危険な関係 【第三夜】巾着切と町奉行 【第四夜】少女はなぜ火を付けたのか 【第五夜】子殺しと介護殺人 【第六夜】捕「者」帳の世界 【第七夜】アラカセギと呼ばれた悪党たち 【第八夜】真犯人を捜せ 【第九夜】盗みと刑罰、そして敲(たたき)について 【第十夜】徳川家慶と三遊亭円朝 【第十一夜】田舎小僧参上 【第十二夜】鼠小僧は劇場型犯罪 【第十三夜】詐欺師と偽金師 【第十四夜】土壇場の作法 ■江戸の暗黒ワールドへ、ようこそ! 信憑(しんぴょう)性の高い史料を基(もと)に、江戸時代の犯罪と刑罰について、わかりやすく紹介したのが本書である。児童虐待、介護の悲劇、夫婦間トラブル、通り魔殺人、多彩な詐欺…。現代に横行する犯罪のほとんどは江戸時代にもあった。もちろん、江戸時代ならではの犯罪も興味深い。貧しい少女による放火、巾着切(きんちゃくぎり)(スリ)や盗人(ぬすっと)たちの独特な作法と生態、同心や岡っ引きによる特異な捜査など、現代との隔絶ぶりに驚かされるのだ。これらの犯罪の諸相はまた、時代小説を読む目を肥やしてくれるのではないだろうか。犯罪を通して覗き見る、江戸の本音と真実がここに!

著者紹介

氏家 幹人 (ウジイエ ミキト)  
1954年、福島県生まれ。歴史学者(日本近世史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)