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九州新幹線マイナス1 長編推理小説

ノン・ノベル 1002

出版社名 祥伝社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-396-21002-1
4-396-21002-7
税込価格 901円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

警視庁の吉田刑事の留守宅が放火され、焼け跡から女の刺殺体が発見された。休暇で鹿児島へ向かう最中の事件だった。捜査を開始した十津川は、女が六本木のホステスであることを掴むが、吉田は面識がないと言う。一方、東京への帰路、吉田の愛娘が行方不明に。“走る密室”状況の九州新幹線車中からどこへ消えたのか?やがて吉田自身の悪評が浮上。現職刑事への疑惑が深まる中、誘拐犯から電話が…。娘の命を賭けた「ゲーム」とは何か?東京=九州を結び、十津川を翻弄する頭脳犯が最後に仕掛けた大罠とは。

出版社・メーカーコメント

“走る密室”から少女はなぜ消えた? 放火殺人、銀行強盗、列車ジャック 十津川警部を襲う重大事件の連続──!〈著者のことば〉列車に乗るたびに、死体を隠せる場所はどこかにないか、トリックのヒントは何かないかと、考えるのが習性となっている。我ながら、作家とは因果(いんが)な職業だな、と思う。だが、これが面白い。使う列車を決め、読者を驚かせるストーリーを、創(つく)ってゆくことが、楽しみとなっている。あとは自分で飽(あ)きないように、書いていくだけだ。少女消失、銀行強盗、新幹線ジャック、大がかりな事件の満載となった、今回の作品は如何(いかが)だろうか? 警視庁の吉田(よしだ)刑事の留守宅が放火され、焼け跡から女の刺殺体が発見された。休暇で鹿児島へ向かう最中の事件だった。捜査を開始した十津川(とつがわ)は、女が六本木(ろっぽんぎ)のホステスであることを掴(つか)むが、吉田は面識がないと言う。一方、東京への帰路、吉田の愛娘(まなむすめ)が行方不明に。“走る密室”状況の九州新幹線車中からどこへ消えたのか? やがて吉田自身の悪評が浮上。現職刑事への疑惑が深まる中、誘拐犯から電話が……。娘の命を賭(か)けた「ゲーム」とは何か? 東京=九州を結び、十津川を翻弄(ほんろう)する頭脳犯が最後に仕掛けた大罠(おおわな)とは?

著者紹介

西村 京太郎 (ニシムラ キョウタロウ)  
昭和38年「歪んだ朝」で第二回オール讀物推理小説新人賞、40年『天使の傷痕』で第十一回江戸川乱歩賞、56年『終着駅殺人事件』で第三十四回日本推理作家協会賞を受賞。平成16年に日本映画テレビプロデューサー協会・エランドール賞特別賞、17年に第八回日本ミステリー文学大賞、22年には第四十五回長谷川伸賞が贈られた。神奈川県湯河原町には西村京太郎記念館があり、ファンクラブでの読者交流も盛ん。昭和5年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)