うつけ者の値打ち
祥伝社文庫 つ5−17 風の市兵衛 17
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2016年4月 |
ISBNコード |
978-4-396-34201-2
(4-396-34201-2) |
税込価格 | 704円 |
頁数・縦 | 305P 16cm |
商品内容
要旨 |
算盤侍唐木市兵衛を、北町同心の渋井鬼三次が手下とともに訪ねてきた。岡場所を巡る諍いを仲裁してくれという。見世に出向いた市兵衛の交渉はこじれ、用心棒の藪下三十郎と刃を交えるが、互いの剣に魅かれたふたりは親交を深めていく。三十郎は愚直に家族を守る男だった。だが、愚直ゆえに過去の罪を一人で背負い込んでいる姿を、市兵衛は心配し…。 |
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出版社・メーカーコメント
市兵衛だけに、己(おのれ)の過去を託(たく)したい――。藩を追われ、岡場所の用心棒に成り下がった下級武士。家名を、妻や子を守るために決意した秘策とは! 算盤(そろばん)侍唐木市兵衛(からきいちべえ)を、北町同心の渋井鬼三次(しぶいきさじ)が手下とともに訪ねてきた。岡場所を巡る諍(いさか)いを仲裁(ちゅうさい)してくれという。見世(みせ)に出向いた市兵衛の交渉はこじれ、用心棒の藪下三十郎(やぶしたさんじゅうろう)と刃(やいば)を交えるが、互いの剣に魅(ひ)かれたふたりは親交を深めていく。三十郎は愚直(ぐちょく)に家族を守る男だった。だが、愚直ゆえに過去の罪を一人で背負い込んでいる姿を、市兵衛は心配し……。