鬼煙管
祥伝社文庫 い27−4 羽州ぼろ鳶組 4
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2018年2月 |
ISBNコード |
978-4-396-34397-2
(4-396-34397-3) |
税込価格 | 770円 |
頁数・縦 | 399P 16cm |
商品内容
要旨 |
「人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの」煙管の吸い口を見つめ、平蔵は人の儚き生を思い、正義と悪との境を憂えていた―。京都西町奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇っ怪な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消、松永源吾を京に呼ぶ。源吾は平蔵の息子・銕三郎と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し―。勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける! |
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出版社・メーカーコメント
誇るべし、父の覚悟京都を未曾有(みぞう)の大混乱に陥(おとしい)れる火付犯の真の狙いとそれに立ち向かう男たちの熱き姿!「人も同じ、身分は違えども煙草(たばこ)の銘柄ほどのもの」煙管(きせる)の吸い口を見つめ、平蔵(へいぞう)は人の儚(はかな)き生を思い、正義と悪との境(さかい)を憂(うれ)えていた――。京都西町奉行長谷川(はせがわ)平蔵は、火を用いた奇(き)っ怪(かい)な連続殺人を止めるため、最も頼りにする江戸の火消、松永源吾(まつながげんご)を京に呼ぶ。源吾は平蔵の息子・銕三郎(てつさぶろう)と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し――。勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける!いまのうちからお読みになっておくことをおすすめしたいこの銕三郎になにが起こるのかを、ここに紹介してしまっては読書の興を削いでしまうので書けない。書くことが出来るのは、エピローグの挿話が素晴らしい、ということだけだ。ここで描かれる光景が、余韻たっぷりの美しい場面であり、この一シーンだけで本書は成立していると言っても過言ではない。(解説より)