いえ
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2022年2月 |
ISBNコード |
978-4-396-63618-0
(4-396-63618-0) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 302P 20cm |
書店レビュー
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いえ
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
物語りは近所の喫茶店に向かう兄と妹の会話からはじまる。とっても静かだけれどどこがやりきれない家族の再生と葛藤が流れていく。本屋大賞のノミネートをきっかけに話題になった「ひと」「まち」に続くひらがなシリーズの新作。小野寺作品の魅力は、人間の真の強さや、見えないもろさをごくごく普通の日常の中で描くところにある。家族であっても思いを言葉にすることの大切さに気づかされる。
(2022年5月8日)
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商品内容
要旨 |
社会人三年めの三上傑には、大学生の妹、若緒がいた。仲は特に良くも悪くもなく、普通。しかし最近、傑は妹のことばかり気にかけている。傑の友だちであり若緒の恋人でもある城山大河が、ドライブデート中に事故を起こしたのだ。後遺症で、若緒は左足を引きずるようになってしまった。以来、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って、三上家はどこかぎくしゃくしている。教員の父は大河に一定の理解を示すが、納得いかない母は突っかかり、喧嘩が絶えない。ハンデを負いながら、若緒は就活に苦戦中。家族に、友に、どう接すればいいのか。思い悩む傑は…。本屋大賞第2位『ひと』、そして『まち』に続く下町荒川青春譚、第3弾! |
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