商品内容
要旨 |
ウミウシの生態は、いまだに謎が多く未解明な点が多い。全国の水族館でも飼育経験が少ないなか、かごしま水族館『うみうし研究所』は、日本で初めてウミウシの常設展示を開設した。本書は、展示で飼育をした232種のウミウシの生態を掲載。各種ウミウシの飼育で重要な、カイメンや海藻などの食餌についても紹介。その他、摂食や交尾、産卵などの様子を撮影した写真も多数掲載したウミウシの魅力満載な1冊となっています。採集や飼育のコツも見どころです。これを読めばあなたもウミウシマスターに! |
---|---|
目次 |
第1章 ウミウシの基礎生態 |
出版社・メーカーコメント
ウミウシ図鑑はいくつか出版されていますが、それらは種の図鑑であり、実際には、その種の分類でも毎年変更が生じてしまうほと、ウミウシについてはまだまだ謎が多い動物といえ、これだけ一般の人にも認知されている動物ではあるが、その生態は意外に知られていない。 それもあって水族館でもウミウシを飼育しているケースは少なく、その一番の理由は食餌で、各々の種により違った固有の新鮮なカイメンや海藻を定期的に入手する必要があることが一番の問題であり、ウミウシが家の水槽で飼育できたらどんなにきれいなんだろう…と思う人は多い。 そこで日本で唯一ともいえるほどウミウシの展示飼育に力を入れている「かごしま水族館」ウミウシ担当、西田氏を著者に、ウミウシの飼育によりわかってきた、その接餌生態や繁殖生態、生存戦略などとともに、主なウミウシ(232種程度)の餌(169種)や貴重な飼育記録を紹介。同時に飼育するとした場合の飼育設備や飼育条件なども掲載。