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日本の香 薫物香木香道フレグランス今につながる1500年の香文化と美

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-416-72315-9
4-416-72315-6
税込価格 4,950円
頁数・縦 239P 26cm

商品内容

目次

日本の香りのふたつの美 薫物文化と香木文化
祈りの香 奈良時代|6―8世紀 受容と伝播 意味、価値浸透の時代
薫物の香 平安時代|8―12世紀 暮らしの香文化創造の時代
道の香 室町時代|12―16世紀 香文化の武家継承とその変容
遊楽の香 江戸時代|17―19世紀 階層を超え町へ 燗熟する香文化
健美の香 明治時代―現代|20世紀― 東と西の香の出合い、そして新時代へ
巻末資料

出版社・メーカーコメント

2025年4月18日に創業450年を迎える日本香堂。1500年という長い香文化の歴史を持つ日本において、その香りの文化を伝え、未来につなげる書籍です。歴史事実、定説を踏まえながら、貴重な資料や香りに関わる絵画などビジュアルも多く取り入れ、日本の香り文化の変遷を紹介していきます。 仏教とともに伝えられた「香文化」は、聖徳太子もその伝来を支持し、さらに『源氏物語』の時代には人々は「香」で愛情を伝えました。鎌倉時代には武家は香木を兜に焚きしめ、室町時代に香は「香道」という芸道になり、戦国時代の織田信長は「一片の香木は一国に勝る」という言葉を残しています。明治以降に日本に大きな影響を与えている西洋の香り文化とは一線を画す、日本文化「香」の歴史と文化をまとめた書籍です。 もちろん、室町時代、武家社会で流行した「香道」の作法や「組香」についても紹介し、日本の香りについて俯瞰で読む・観ることができる入門書でありつつ、日本の香り文化の世界の今後のあり方も見据えた書籍です。