• 本

つっこみ力

ちくま新書 645

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-480-06347-2
4-480-06347-1
税込価格 770円
頁数・縦 222P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • こんなに笑えてちゃんと社会派

    「分かりやすい」を通り越したふざけた文章に油断していると、著者のするどい指摘や、有益な情報がいっぱいで、関心させられることになる。そうだ!今磨くべきは批判力や論理力じゃない。「つっこみ力」だ!!

    (2013年10月22日)

商品内容

要旨

世の中をよくしていくために、「正しい」議論をしていこう!ってそれは大いにけっこうですけど、でもその議論、実は誰も聞いてなかったりなんかしてません?ちょっと、エンターテイメント性に欠けてない?そこで本書でおすすめするのは四角四面な議論や論理が性にあわない日本人におあつらえ向きの「つっこみ力」。謎の戯作者パオロ・マッツァリーノによる本邦初の「つっこみ力」講演(公演)会、おせんにキャラメルほおばりながら、どうぞ最後までお楽しみくださいませ。

目次

第1夜 つっこみ力とはなにかもしくはなぜメディアリテラシーは敗れ去るのか(愛の章―わかりにくさは罪である
笑いの章―つっこみ力の真髄
勇気の章―権威へのつっこみ)
幕間 みんなのハローワーク―職業って、なんだろう(五三歳のハローワーク
暴力団員の申告
セレブって…職業? ほか)
第2夜 データとのつきあいかた(漫才『データを出せ!』
いかがわしさとおもしろさと
データは自然に湧いてこない ほか)

おすすめコメント

正しい「だけ」の議論は何も生まない。必要なのは、論敵を生かし、権威にもひるまず、みんなを楽しませる笑いである。日本人のためのエンターテイメント議論術。

出版社・メーカーコメント

世の中をよくしていくために、「正しい」議論をしていこう!・・・って、それは大いに結構ですけど、でも、そんな議論なんて、誰も聞いてなかったりしませんか?人は「正しさ」だけでは、興味をもってくれません。人はその「正しさ」を「おもしろい」と感じたときにのみ、反応してくれるのです。「正しい」と思ったことを、いかにおもしろく伝えられるかが重要なのに、それをあまりにも軽視していませんか?みんなに媚びる必要はありませんが、ウケを狙いにいくことは大切です。そこで本書がおすすめするのは、「つっこみ力」。「つっこみ力?ふざけたタイトルだなあ」とお思いになりましたか?そう、本書はマジメにふざけた一冊なんです。正しいだけの議論や、正しいだけの主張が書いてある本なんて、読む気もうせますよね。本書では、世の中をおもしろくする力としての「つっこみ力」を目指しております。その本が四角四面にお堅かったらそれこそダメじゃあないですか。というわけで、中身も読みやすくライブ形式を採用。ノーストレスで楽しめる一冊です!

著者紹介

マッツァリーノ,パオロ (マッツァリーノ,パオロ)   Mazzarino,Paolo
日本文化に造詣の深い、自称イタリア生まれの30代。現在は千葉県民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)