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近代中国史

ちくま新書 1019

出版社名 筑摩書房
出版年月 2013年7月
ISBNコード 978-4-480-06724-1
4-480-06724-8
税込価格 1,034円
頁数・縦 273,10P 18cm

商品内容

要旨

中国とは何か。その原理を理解するための鍵は、近代史に隠されている。この時代に、「幇」とよばれる中国団体をはじめ、貨幣システム・財政制度・市場秩序など、中国固有の構造がつくられたからだ。本書は経済史の視座から一六世紀以降の中国を俯瞰し、その見取り図を明快に描く。かつて世界に先んじた中華帝国は、なぜ近代化に遅れたのか。現代中国の矛盾はどこに由来するのか。グローバル経済の奔流が渦巻きはじめた時代から、激動の歴史を構造的にとらえなおす。

目次

プロローグ―中国経済と近代中国史
1 ステージ―環境と経済
2 アクター―社会の編成
3 パファーマンス―明清時代と伝統経済
4 モダニゼーション―国民経済へ向かって
エピローグ―中国革命とは何だったのか

著者紹介

岡本 隆司 (オカモト タカシ)  
1965年生まれ。現在、京都府立大学文学部准教授。著書に『近代中国と海関』『属国と自主のあいだ』(いずれも名古屋大学出版会、前者で大平正芳記念賞、後者でサントリー学芸賞を受賞)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)