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日本建築入門 近代と伝統

ちくま新書 1181

出版社名 筑摩書房
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-480-06890-3
4-480-06890-2
税込価格 968円
頁数・縦 274P 18cm

商品内容

要旨

近代の日本建築には、「日本という国への意識」が脈々と流れている。つまり、日本の建築を見れば、「日本的なるものとは何か」というアイデンティティの問いと対峙することにもなる。オリンピック競技場、万博パヴィリオン、国会議事堂、皇居など、海外からも注目を集める国家規模のプロジェクトが計画されるたび、伊勢神宮、桂離宮などの伝統建築が再検討され、議論が重ねられてきた。本書では、建築史・建築批評の第一人者が日本のシンボリックな有名建築をとりあげ、それらの議論を詳細に追う。日本のナショナリズムとモダニズムの相克がいま蘇る!

目次

序論―なぜ建築と日本が結びつくのか
第1章 オリンピック
第2章 万博
第3章 屋根
第4章 メタボリズム
第5章 民衆
第6章 岡本太郎
第7章 原爆
第8章 戦争
第9章 皇居・宮殿
第10章 国会議事堂

おすすめコメント

「日本的デザイン」とは何か。五輪競技場・国会議事堂・皇居など国家プロジェクトにおいて繰返されてきた問いを通し、ナショナリズムとモダニズムの相克を読む。

著者紹介

五十嵐 太郎 (イガラシ タロウ)  
1967年フランス・パリ生まれ。東京大学工学系大学院建築学専攻修士課程修了。博士(工学)。専攻は建築史。現在、東北大学大学院工学研究科教授。2008年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミッショナーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)