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医療ケアを問いなおす 患者をトータルにみることの現象学

ちくま新書 1333−2 シリーズケアを考える

出版社名 筑摩書房
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-480-07158-3
4-480-07158-X
税込価格 1,012円
頁数・縦 211,6P 18cm

商品内容

要旨

一生を何の病気にもかからずに終える人は、ほとんどいない。高齢化も進み、医療ケアを受ける人は今後ますます増大していく見込みである。社会全体で病気を患う人々をケアし、支えていくためにはどうしたらいいのだろうか。本書では、「現象学」という哲学の視点から、病いを患うとはどういうことなのか、病いを患う人をケアするとはどういうことなのかを、改めて見つめなおす。患者の心身をトータルにとらえ、向き合い寄り添うケアへの道しるべを示す一冊である。

目次

第1章 疾患と病い
第2章 「現象学」とはどのような哲学か
第3章 医学の視点と患者の経験
第4章 患者の病い経験を理解するために―ベナー/ルーベルの現象学的人間観
第5章 患者をトータルにみるということ―安らぎを目指して
終わりに―患者になりうる者として

おすすめコメント

病いを患う人をケアするとはどういうことなのか。現象学という哲学の視点から問い直す、「ケアの現象学」の最良の入門書。

著者紹介

榊原 哲也 (サカキバラ テツヤ)  
1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、立命館大学文学部助教授等を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。博士(文学)。専門は、哲学(現象学、ケアの哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)