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中東政治入門

ちくま新書 1514

出版社名 筑摩書房
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-480-07344-0
4-480-07344-2
税込価格 1,100円
頁数・縦 320,14P 18cm

商品内容

要旨

シリア内戦、「イスラーム国」、「アラブの春」、石油依存経済、パレスチナ問題…中東では今も多くの問題が起こっている。しかし報道や時事解説を通してこうした事実を「知る」ことはできても、「なぜ」起こったのか、その原因を「理解する」ことはなかなか難しい。本書は、中東政治学のエッセンスを紹介しながら、国家、独裁、紛争、石油、宗教という五つのテーマをめぐり、その「なぜ」を読み解いていく。中東という大きな課題に向きあっていくために必読の一冊。

目次

第1章 国家―なぜ中東諸国は生まれたのか
第2章 独裁―なぜ民主化が進まないのか
第3章 紛争―なぜ戦争や内戦が起こるのか
第4章 石油―なぜ経済発展がうまくいかないのか
第5章 宗教―なぜ世俗化が進まないのか
終章 国際政治のなかの中東政治

著者紹介

末近 浩太 (スエチカ コウタ)  
1973年生まれ。立命館大学国際関係学部教授。専門は中東地域研究、比較政治学、国際政治学。英国ダラム大学中東・イスラーム研究センター修士課程修了(中東政治学修士)。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科5年一貫制博士課程修了(地域研究博士)。著書に『イスラーム主義と中東政治』(名古屋大学出版会、地域研究コンソーシアム賞研究作品賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)