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天武天皇

ちくま新書 1725

出版社名 筑摩書房
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-480-07557-4
4-480-07557-7
税込価格 1,034円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

律令国家の基礎を築き、記紀の編纂に着手した天皇として広く知られる天武天皇。だが、その前半生については不明な点が多い。その生涯を明らかにしつつ、天武天皇の敷いた皇親政治(天皇と皇親“皇族”を主体とする政治体制)の実態について考察。さらに天武天皇が導入しようとした律令制度はどのようなものか、なぜ導入しようとしたのかを浄御原令をもとに検証。天武天皇が深く関わった仏教政策の意味についても検討する。天武天皇の実像と古代政治体制の実態を明からにする入門書。

目次

序章 本書の構成と課題
1 生涯(天武天皇の前半生
天武天皇の時代)
2 皇親政治(天武朝の皇親たち
天武朝政治の担い手たち
皇親政治の本質)
3 律令制度の導入(天武朝の政治組織
天武天皇と律令国家
天武天皇と仏教政策)

出版社・メーカーコメント

壬申の乱に勝利して皇位を奪取し、日本律令国家の基礎を築き、記紀編纂に着手した天武天皇。その生涯を解明し、皇親政治、律令制度導入の実態について考察する。

著者紹介

寺西 貞弘 (テラニシ サダヒロ)  
1953年生まれ。元和歌山市立博物館館長。関西大学大学院博士課程後期課程満期退学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)