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だれが戦争の後片付けをするのか 戦争後の法と正義

ちくま新書 1863

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-480-07690-8
4-480-07690-5
税込価格 1,012円
頁数・縦 217,5P 18cm

商品内容

要旨

戦争にかかわる法は、人類の歴史のなかで着実につくられてきた。21世紀に入り、「戦争後の法(ユス・ポスト・ベルム)」と呼ばれる概念が注目されている。本書では、ロシア・ウクライナ戦争をおもな例にとりながら、戦争犯罪の捜査・裁判、兵士の帰還、被害者への賠償といった戦後処理の実践を紹介する。類のない、「終戦後」論である。

目次

第1章 戦争犯罪捜査
第2章 戦争犯罪裁判
第3章 ICCによる逮捕状
第4章 兵士の帰還
第5章 被害者に対する賠償と和解
第6章 ユス・ポスト・ベルム(戦争後の法)

出版社・メーカーコメント

その後の法へ−−。ロシア・ウクライナ戦争におけるICCの働き、捕虜の交換、被害者への賠償……新進の法学者による、「終戦後」論。

著者紹介

越智 萌 (オチ メグミ)  
立命館大学大学院国際関係研究科准教授。専門は国際刑事司法(国際法、国際機構論、平和紛争論)。「変革的正義」と題する学際的なプロジェクトを運営する。2025年、「国際刑事手続法の研究」の業績で文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)