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数のエッセイ

ちくま学芸文庫 ヒ9−1 Math & Science

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年1月
ISBNコード 978-4-480-09041-6
4-480-09041-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 245P 15cm

商品内容

要旨

数にはそれぞれ顔がある。“28”はその不思議さから完全数と呼ばれた。エウクレイデスはその4つを知り、それらの関係の秘密を発見した。その後探索は続いたが5番目の“33550336”が知られたのはルネサンス期に入ってからのことであった。また“220‐284”のように、お互い同士が不思議な関係は、友愛数と呼ばれ、それが偶数同士の場合の和は、なぜか9の倍数の場合がほとんどで…。数のおもしろさに幼いころから魅せられた数学者が、さまざまな話題を、理論と実験を通してくりひろげる異色の数学エッセイ。ほかに、円周率をめぐって、正多角形のタイル張り、公式集の誤りについて、などを収録。

目次

数学の難しさ
数の表わし方
大きな数の話
完全数と友愛数
百五減算
円周率をめぐって
正多角形のタイル張り
将棋盤のぬりわけ問題
占数術か、物理学の革命か
公式集の誤りについて
一般教養の数学

著者紹介

一松 信 (ヒトツマツ シン)  
1926年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。立教大学教授を経て、京都大学数理解析研究所教授、同大名誉教授。のち東京電機大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)