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もの・こと・ことば

ちくま学芸文庫 ヒ2−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年1月
ISBNコード 978-4-480-09045-4
4-480-09045-2
税込価格 1,100円
頁数・縦 270,4P 15cm

商品内容

要旨

物的世界観から事的世界観へ!事的な実態としての「もの」と事態に重きをおく「こと」の関係を丹念にたどる「物と事との存在的区別」、自らの意味論・言語論を展開し認識それ自体におけることばの意味について独創的な思考を展開する「意味の存立と認識論」等、4論文を所収。哲学から言語の認識論的・存在論的位置づけを明らかにする。“間主観的四肢構造”、“共同主観的存在構造”などの哲学的主題を打ち立てた壮大な廣松哲学への最良の道案内。

目次

1 もの・こと(物と事との存在的区別―語法を手掛りにしての予備作業
「事」の現相学への序奏―「知覚的分節」の次元に即して)
2 こと・ことば(「言語」と哲学の問題性
意味の存立と認識成態
跋文に代えて―「事」の存在性格と存立機制)

著者紹介

廣松 渉 (ヒロマツ ワタル)  
1933‐94年。東京大学文学部哲学科卒業、同大学大学院博士課程修了。69年、名古屋大学助教授、その後東京大学教養学部助教授、同教授などを歴任。1946年、中学一年にして日本共産党傘下の日本青年共産同盟に加盟、その後日本共産党に入党するが離党(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)