新式算術講義
ちくま学芸文庫 タ27−1 Math & Science
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2008年5月 |
ISBNコード |
978-4-480-09146-8
(4-480-09146-7) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 362P 15cm |
商品内容
要旨 |
数とはなにか?無理数とはなにか?何のためのものか。「量の数値を供給すべしとの要求に応ぜんが為なり」「無理数の定義は天上より落下せるに非ざること明なり」。耳にも心地よい、歯切れのよい文体で著者は明快に論を進める。当時、解析学の至近の課題はその厳密化であった。デデキントやカントールの最新理論に伍して、独自の観点から、ヒルベルトの『幾何学基礎論』に範をもとめて数を論じたい。数の概念の背景に量の概念を配置する、それがアイデアだった。世界的な数学者となる著者の、日本近代数学黎明期の解析学基礎。表記は原書尊重。著者小伝と懇切な解説を付す。 |
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目次 |
第1章 自然数の起源 |