女犯 聖の性
ちくま学芸文庫 イ40−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2009年9月 |
ISBNコード |
978-4-480-09245-8
(4-480-09245-5) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 269P 15cm |
商品内容
要旨 |
「女犯」とは、性行為を絶たねばならない仏教の出家者が、戒律を破り女性と性的関係を持つことをいう。日本で、僧侶における性と犯罪と刑罰はどのような変遷を辿ってきたのだろうか。そこには表向きの戒律からは見えてこない、どろどろとした現実の歴史があった。受戒制度の確立以後、国家法、武家法などによって厳罰・極刑が科されても、絶えることなく起こりつづけた女犯。古代・中世・近世におよぶ膨大な史料を丹念に読み解き、妻帯・密通・強姦・男色など女犯の全貌を初めて実証的に解明、出家の世界の人間的な苦悩を見据えて、禁じられた性愛の真相に迫る、類稀なる仏教史。 |
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目次 |
第1章 性の戒め(出家のはじめ |