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原始仏典

ちくま学芸文庫 ナ20−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-480-09367-7
4-480-09367-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 422P 15cm

商品内容

要旨

仏教経典を片端から読破するのはあまりに大変だが、重要な教えだけでも知りたい―本書は、そうした切実な希望にこたえるものである。なかでも、釈尊の教えをもっとも忠実に伝えるとされる、「スッタニパータ」「サンユッタニカーャ」「大パリニッバーナ経」など、原始仏教の経典の数々。それらを、多くの原典訳でも知られる仏教思想学の大家が、これ以上なく平明な注釈で解く。テレビ・ラジオ連続講義を中心に歴史的・体系的にまとめたシリーズから、『原始仏典1釈尊の生涯』『原始仏典2人生の指針』をあわせた一冊。

目次

1 釈尊の生涯(原始仏典へのいとぐち
誕生と求道―『スッタニパータ』(1)
悪魔の誘惑―『サンユッタ・ニカーヤ』(1) ほか)
2 人生の指針(人生の指針(ブッダのことば―『スッタニパータ』(2)
真理のことば―『ダンマパダ』
生きる心がまえ―『サンユッタ・ニカーヤ』(2) ほか)
後世における発展(アショーカ王のことば―『岩石詔勅』
ギリシア思想との対決―『ミリンダ王の問い』))

著者紹介

中村 元 (ナカムラ ハジメ)  
1912年、島根県松江市生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授、東方学院院長、比較思想学会名誉会長、学士院会員などを歴任。仏教思想・インド哲学の第一人者。仏教思想をその源流にまで遡り、多数の原典を原語から翻訳したパイオニアであるとともに、仏教学を西洋思想との比較思想研究の域へと拡げるなど、壮大な業績を遺した。1999年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)