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希望格差社会 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

ちくま文庫 や32−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年3月
ISBNコード 978-4-480-42308-5
4-480-42308-7
税込価格 792円
頁数・縦 302P 15cm

商品内容

要旨

フリーター、ニート、使い捨ての労働者たち―。職業・家庭・教育のすべてが不安定化しているリスク社会日本で、勝ち組と負け組の格差は救いようなく拡大し、「努力したところで報われない」と感じた人々から希望が消滅していく。将来に希望が持てる人と将来に絶望している人が分裂する「希望格差社会」を克明に描き出し、「格差社会」論の火付け役となった話題書、待望の文庫化。

目次

1 不安定化する社会の中で
2 リスク化する日本社会―現代のリスクの特徴
3 二極化する日本社会―引き裂かれる社会
4 戦後安定社会の構造―安心社会の形成と条件
5 職業の不安定化―ニューエコノミーのもたらすもの
6 家族の不安定化―ライフコースが予測不可能となる
7 教育の不安定化―パイプラインの機能不全
8 希望の喪失―リスクからの逃走
9 いま何ができるのか、すべきなのか

著者紹介

山田 昌弘 (ヤマダ マサヒロ)  
1957年東京都生まれ。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学教育学部教授。専門は家族社会学・感情社会学。内閣府国民生活審議会委員、東京都児童福祉審議会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)