アニマル・ファーム
ちくま文庫 い97−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2018年11月 |
ISBNコード |
978-4-480-43559-0
(4-480-43559-X) |
税込価格 | 814円 |
頁数・縦 | 286P 15cm |
書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
舞台は農場なのですが、搾取されるばかりだった動物が人間に反旗を翻し、
一致団結して人間を追い出し、自分たちで農場を経営・管理し始めます。
最初は理想に燃え力を合わせていた動物達ですが、次第に権力者とそうでないものに別れ始め、理想的な農場経営にほころびが生じ、、、
といった感じです。
やはりコミカライズということで内容はだいぶ縮められているように感じます。
ちょっと駆け足な感じ。
当時の社会を鋭く風刺した内容が、石ノ森章太郎の絵により、時にユーモラスに、
そしてダイレクトに力強く視覚に訴えてきます。
ラストに権力を貪る豚が人間と一緒に酒宴を開くシーンがあるのですが、
豚のアップが徐々に悪辣な人間の顔に変化していく描写があって、
非常に印象的です。(2019年5月7日)
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商品内容
要旨 |
全体主義と独裁政治の恐ろしさを寓話的に描いたジョージ・オーウェルの「動物農場」を石ノ森章太郎がコミカライズした幻の傑作。50年近い時を経て遂に文庫化。さらに小松左京・原作「くだんのはは」、怪談牡丹燈籠をモチーフとした「カラーン・コローン」の2編も併せて収録。1970年に発表され、文学を素材にした風刺とSF性にあふれる作品を収録した傑作コミック。 |
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目次 |
アニマル・ファーム(原作 ジョージ・オーウェル) |