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毛糸のズボン 直野祥子トラウマ少女漫画全集

ちくま文庫 な61−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-480-44009-9
4-480-44009-7
税込価格 1,100円
頁数・縦 327P 15cm

商品内容

要旨

おばあちゃんの手編みのズボンを穿きたくないひろしが取った行動は?(「毛糸のズボン」)、「両親に似ていない」と言われたマリは不安のあまり弟を…(「マリはだれの子」)、家族旅行を楽しむさち子はアイロンを切り忘れてきたのではと不安に思い始める―(「はじめての家族旅行」)。誰もが思い当たる人間心理を突き詰め、70年代の少女たちを恐怖のどん底に陥れた直野祥子のトラウマ少女漫画を、自身による全収録作品解説を付して、ここに集成!

目次

マリはだれの子
毛糸のズボン
おつたさま
宿題
ひも
かくれんぼ
復讐
こじきの死
はじめての家族旅行
首かざり

シャイアンの大わし
血ぞめの日記が空に舞う
へび神さま

出版社・メーカーコメント

人間心理をえぐるような異色のサスペンス作品で七〇年代の少年少女にトラウマを植え付けた直野祥子の少女漫画作品を充実の自作解説を付して集成!

著者紹介

直野 祥子 (ナオコ ヨシコ)  
漫画家、イラストレーター。神戸・六甲で生まれ、夙川で育つ。1968年、「ガロ」の新人募集コーナーで「実験」が入選し、漫画家としてデビュー。1971年〜1973年にかけて少女漫画雑誌「なかよし」「少女フレンド」誌上にて、人間心理をえぐるような異色のサスペンス作品の数々を発表、そのショッキングな内容は当時の読者に多大なトラウマを植え付けた。以降は「ビッグコミック」や「女性セブン」、「女性自身」などで活躍を続けるも1995年の阪神淡路大震災で被災し、初期の原稿はほぼ消失(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)