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本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない

出版社名 筑摩書房
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-480-86457-4
4-480-86457-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 249P 19cm

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要旨

岩手県盛岡市を中心に東北地方に11店舗(2018年3月現在)を構える書店チェーン「さわや書店」。2006年に同書店員の熱のこもった手書きPOPが外山滋比古著『思考の整理学』(ちくま文庫)のリバイバル大ヒットを生み出したことで全国的に注目され、2016年には清水潔著の『殺人犯はそこにいる』(新潮文庫)をあえて特製カバーをつけて表紙を隠したまま「文庫X」として販売し、反響を呼んだ。本書では、その『思考の整理学』のPOPの作者であり、現在さわや書店フェザン店店長を務める著者が、数々のエピソードを交えながら、「本屋」の仕事と日常、その裏側を語り尽くしている。ネット書店が攻勢を強める中、苦境にあることの多いリアル店舗の書店、とりわけ地方の書店が生き残り、読者に素晴らしい読書体験を提供するために、これから何をすればいいのか。軽妙な文体にのせて、その熱い思いを伝えている。著者は2001年にさわや書店に入社、2017年には「ORIORI produced by さわや書店」の立ち上げに携わった。現在は店長業務のかたわら、雑誌への寄稿や書評の執筆などでも活躍。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2018年05月09日]

商品内容

要旨

『思考の整理学』、『文庫X』、さわベス…東北、盛岡の地からベストセラーを連発、出版業界屈指のこだわり書店「さわや書店」。熱い情熱と日々の努力、そして激しい危機感、さわや書店で学んだ“本屋”の仕事と日常。その裏側を語り尽くす初の著作。

目次

第1章 さわや書店入社(社会に出るうえで、とても後ろ向きな出発点
さわや書店という本屋 ほか)
第2章 本屋発のベストセラーの作り方(『思考の整理学』で学んだこと
ベストセラーを生む功罪 ほか)
第3章 盛岡で本屋として働くこと(激変する盛岡の書店地図
盛岡で一〇〇回続く読書会 ほか)
第4章 さわや書店の新規出店(新店のコンセプト
出版社へのお願い ほか)
第5章 「さわや書店」と“本”のこれから(「週刊文春」から学ぶこと
本屋とメディア ほか)

おすすめコメント

全国から熱い支持を集める岩手県盛岡市のこだわり書店〈さわや書店〉での日々の仕事を通して見えてくる本と本屋の“今”を読み解く!

著者紹介

松本 大介 (マツモト ダイスケ)  
1977年生まれ。岩手県盛岡市出身。明治大学卒業後、2001年さわや書店入社。以降、17年にわたって書店の現場から出版業界を見てきた。さわや書店本店、上盛岡店の勤務を経て、2017年ORIORI produced byさわや書店の立ち上げに携わる。フェザン店店長。雑誌への寄稿や書評の執筆など、ライター業でも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)