• 本

屍人荘の殺人

出版社名 東京創元社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-488-02555-7
4-488-02555-2
税込価格 1,836円
頁数・縦 316P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • とんでもない状況で、とんでもない事件が起こった!?

     関西では名の知れた私大である神紅大学の非公認団体《ミステリ愛好会》。たった二人の会員である会長の明智恭介と助手の葉村譲は、学食で女子学生が頼むメニューを推理するなどの推理勝負を繰り返す日々を送っていた。現実と創作の垣根を越えて謎をこよなく愛する明智には事件に自ら飛び込もうとするところがあり、心霊映像を撮るという映画研究部の合宿への参加を熱望していたが、映研の部長からは断られていた。そんな二人の前に突然現れた佳麗な風貌を持つ女子大生、剣崎比留子から映画研究部に届いた脅迫状の話を聞かされる……と、こんな始まりからあなたはどんな物語で、どんな展開を想像しましたか? おそらくその想像は外れるでしょう。愉しみを奪いたくないので、その展開を具体的に書くことはできないのですが……これが、とんでもない。
     中盤以降、読者にとっては予想外としか言いようがない展開によって、登場人物たちは全員が生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされる。そんな中で起こった密室殺人を推理していくのが、本書です。意外性抜群の壮大な作品であり、その設定でしか描けない謎も秀逸です。正直なところ、後半は感情的に受け入れがたいところも多く

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    (2017年10月28日)

商品内容

文学賞情報

2017年 第27回 鮎川哲也賞受賞

要旨

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明け―。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった…!!究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!奇想と本格ミステリが見事に融合する選考委員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!

おすすめコメント

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。“曰く”など気にする風もない部員たちは、肝試しと称し神社に赴くが、想像を絶する異常事態に遭遇し紫静荘に立て籠もることを余儀なくされる。緊張と混乱が続くなか一夜明けると、部員の一人が惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の序章に過ぎなかった――。究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?! 奇想と本格が見事に融合する選考員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!