• 本

知の越境者

日経ビジネス人文庫 私の履歴書 学者1

出版社名 日本経済新聞出版社
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-532-19396-6
4-532-19396-6
税込価格 1,430円
頁数・縦 438P 15cm

商品内容

要旨

漢字研究の第一人者・白川静、東洋思想の権威・中村元、民族学の梅棹忠夫、哲学者・梅原猛―。専門分野を超えて縦横無尽に思索を展開した、日本を代表する知の巨人たち。日本の風土に根を下ろしながら、国境の、民族の、宗教の、垣根を「越境」した四人の学究者が自らの生い立ちと人生を振り返る。

目次

白川静(東洋の精神―漢字文化共有 母胎に
故郷・福井―城址のほとりに生家 ほか)
中村元(私の学問―「仏教源流から学べ」
松江と中村家―幕末、国学師範の祖父 ほか)
梅棹忠夫(酒のみのいわれ―曽祖父母、朝から銚子
市民的平等感覚―京の町人倫理を背骨に ほか)
梅原猛(実母―生後一年余りで失う
実父・半二―トヨタの技術、礎築く ほか)

おすすめコメント

漢字研究の第一人者・白川静、東洋思想の権威・中村元、民族学の梅棹忠夫、哲学者・梅原猛――。専門分野を超えて縦横無尽に思索を展開した、日本を代表する知の巨人たちが自らの生い立ちと学究人生を振り返る。

著者紹介

白川 静 (シラカワ シズカ)  
中国文学者。1910年福井県生まれ。43年立命館大学法文学部卒。独創的な漢字研究は「白川文字学」と称される。2004年、文化勲章受章。06年10月逝去
中村 元 (ナカムラ ハジメ)  
インド哲学者。1912年島根県生まれ。36年東大文学部卒。東大教授、文学部長などを歴任。東洋思想研究者として世界的に活躍し、日本の比較思想学の分野を開拓した。73年東大を退官後、私塾「東方学院」を創設し、研究者以外にも東洋学、仏教学の門戸を開いた。77年文化勲章受章。99年10月逝去
梅棹 忠夫 (ウメサオ タダオ)  
民族学者、比較文明学者。1920年京都市生まれ。43年京大理学部卒。理学博士。生態学、情報論、文明論など研究領域は広範にわたり、86年に失明した後も研究・著述活動を続ける。京大人文科学研究所教授などを経て、74年、設立に尽力した国立民族学博物館の初代館長に就任。88年朝日賞、94年文化勲章受章
梅原 猛 (ウメハラ タケシ)  
哲学者。1925年生まれ。48年京大文学部卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長などを経て、国際日本文化研究センター所長(現顧問)。研究活動のほか、スーパー歌舞伎・スーパー狂言の脚本を手がける。99年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)