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世界の軍事情勢と日本の危機

日経プレミアシリーズ 291

出版社名 日本経済新聞出版社
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-532-26291-4
4-532-26291-7
税込価格 957円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

20XX年、複合戦に日本が沈む―。周辺国や過激派組織が国際秩序のルール変更に挑み、戦争の形態も激変しつつある現在、我々は安全保障体制の弱点を修正できずにいる。いま世界で何が起こり、どんな脅威があり、日本人の命をどう守るべきなのか。現実的かつ骨太の軍事・安保論が登場。

目次

第1章 近未来シナリオ―20XX年、複合戦に沈む日本(最悪の事態―20XX年の近未来シナリオ
シナリオの要素はすべて存在する現在の国際社会―解説)
第2章 民主主義諸国VS強権国家VS過激派組織―三つ巴の国際社会(強権体制諸国―弱さゆえの焦りにかられる既存秩序への挑戦者
イスラム過激派―「テロ新次元」をもたらした攪乱アクター ほか)
第3章 複合戦時代のゲーム・チェンジャー(核兵器―ゲーム・チェンジャー1
生物兵器―ゲーム・チェンジャー2 ほか)
第4章 日本の安全保障 10の死角(複合戦に弱い「縦割り安保」―死角1
テロに対処する「現場指揮官」の不在―死角2 ほか)
第5章 複合戦時代の日本の安全保障 10の改善策(「縦割り・多層構造」の弱さを補う―対策1
「事態ベースの統一戦略」の構築と「統一指揮官」の育成―対策2 ほか)

おすすめコメント

安保法案で揺れる日本。なぜいま見直しが必要なのか。テロの脅威、拡張政策をとる中国・ロシアなど地政学上の問題、サイバーテロ、新型兵器の登場など軍事面の変化など、最新の情報を交え日本の安全を問う。

出版社・メーカーコメント

いま、なぜ日本の安全保障体制を見直す必要があるのか。 20XX年、複合戦に日本が沈む!? 周辺国や過激派組織が国際秩序の変更に力づくで挑み、戦争の形態も激変しつつある現在、日本は安全保障体制の弱点を修正できないままでいる。 日本が国防の多くを依拠する同盟国・米国は、財政や戦争疲れによる制約が高まっているが、安保政策をめぐる日本の国論は深く分断され、厳しさを増す国際情勢に対応できない状況だ。 このままでは日本が危ない。本書は、いま世界では何が起き、どんな安全保障上の脅威があり、日本人の命と平和を守るために何をすべきなのか、国際政治、軍事バランスの観点から説き明かす。 現実的かつ骨太の軍事・安全保障論を提示する全国民必読の一冊である。

著者紹介

高坂 哲郎 (コウサカ テツロウ)  
日本経済新聞編集委員。1966年生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒。1990年、日本経済新聞社入社。国際部、政治部、証券部、ウィーン支局長、国際部次長を経て2011年編集委員。2012年より東北大学大学院非常勤講師を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)