ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」
出版社名 | 日経BP日本経済新聞出版本部 |
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出版年月 | 2021年7月 |
ISBNコード |
978-4-532-32412-4
(4-532-32412-2) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 278P 19cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 ソニーは1980年代、ウォークマンに代表される画期的な商品でグローバル企業へと飛躍した。しかし、2000年代以降、新興国企業からの追い上げもあって凋落。一時は4年連続赤字にまで追い込まれた。ところが直近、過去最高益を記録するなど好調である。凋落から回復への転機に社長を務めたのが、平井一夫氏だ。本書は、平井氏本人が振り返るソニー再生のストーリーである。平井氏はソニーの子会社のCBS・ソニー(現ソニーミュージック)の出身で、2012年、過去最大の赤字の直後にソニー社長に就任。「KANDO(感動)」を提供する会社になるという方向性を定めると共に、異なる意見をぶつけ合えるマネジメントチームを結成した。また、ソニー失墜の象徴的存在になっていたテレビ事業について、「量から質」へと戦略を転換して黒字化するなどし、同社をV字回復に導いた。平井氏は、ソニーグループシニアアドバイザー。CBS・ソニー、ソニーミュージックNYオフィス、ソニー・コンピュータエンタテインメント米国法人社長などを経て、2006年ソニー・コンピュータエンタテインメント社長。2009年ソニーEVP、2011年副社長、2012年社長兼CEOを歴任。2018年会長、2019年より現職。 |
商品内容
要旨 |
「3度の逆転劇」に隠された秘密とは?未曾有の危機に直面した社員たちの心に火をつけ、甦らせたのは出世競争とは無縁の異端児が持つ、しなやかな信念だった―。いま明かされる「平井流経営哲学」。 |
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目次 |
プロローグ 約束 |
出版社・メーカーコメント
ソニー元経営トップによる初めての著書!異端のキャリアから生まれた経営哲学を語る!かつて世界にその名をとどろかせたソニーは、未曽有の危機に見舞われていた――。2012年3月期、5000億円を超える大赤字の中でソニー社長の重責を引き受けた著者は、なにから手をつけ、復活を果たしたのか。本書では、ソニー再生という難題に挑んだ「異端社長」の知られざる歩みを振り返る。キャリアの始まりはCBS・ソニーでの音楽事業。バラバラだったソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)・アメリカを改革し、次にプレイステーション3の販売不振に悩むSCEを立て直す。そしてソニー社長となり、巨額赤字に苦しんだ名門企業を再生。3度のターンアラウンドに成功した「変革のプロフェッショナル」は、異端ともいえるそのキャリアで何を身につけたのか。「異見を取り入れろ」「リーダーはEQが高くあれ」「痛みを伴う改革は先送りせずやり遂げる」「社長は自社商品の一番のファンでなければならない」......いまの時代だからこそ求められる経営哲学を自ら語る。