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天孫降臨の謎 『日本書紀』が封印した真実の歴史

PHP文庫 せ3−11

出版社名 PHP研究所
出版年月 2007年7月
ISBNコード 978-4-569-66876-5
4-569-66876-3
税込価格 692円
頁数・縦 325P 15cm

商品内容

要旨

『日本書紀』を編纂した八世紀の朝廷が、天孫降臨の地を南部九州に求めた理由とは何か?「そうしなければ都合が悪かった」、天皇家は「ほんとうに南部九州からやってきた」から。どれも、作り話にしては出来が悪い。『日本書紀』を荒唐無稽の物語のように見せておきながら、その裏側には様々な真実が散りばめられているのではあるまいか。ならば、天孫降臨に秘められた真実とは何なのか。

目次

第1章 不思議な神話(天皇誕生にまつわる漠然たるイメージ
はたして渡来人は日本を征服したのか? ほか)
第2章 隼人と天孫降臨(天孫降臨神話の最大の問題・隼人
隼人の地に残された不思議な古墳群 ほか)
第3章 奪われたトヨの政権(朝廷が神話を構築した不純な動機
『日本書紀』の第一の目的は蘇我氏を悪役に仕立て上げること ほか)
第4章 神功皇后とトヨの秘密(天皇家のためではなく藤原氏のために書かれた神話
忘れ去られた高良山の重要性 ほか)
第5章 天日槍と天孫降臨の秘密(トヨのその後と天孫降臨の謎
小迫辻原遺跡に残された焼土 ほか)

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)