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読まない力

PHP新書 577

出版社名 PHP研究所
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-569-70574-3
4-569-70574-X
税込価格 748円
頁数・縦 187P 18cm

商品内容

要旨

「言葉は意識の産物である。現代は意識優先、つまり脳化社会で、だから情報化社会になる。人生は『意識のみ』になってしまった」…。著者はあまり言葉を信用していない。言葉を読み過ぎず、解剖学者の眼で世の中を見つめ、静かに考える。すると現代日本人が気づかない、人間社会を取り巻くシステムが立ち現れる。本書は二〇〇二年以降の日本と世界を論じた時評集。石油問題、自衛隊のイラク派兵、靖国参拝、振り込め詐欺、オリンピック…。日本人がいかに行動すべきかを考える上で示唆に富む一冊。

目次

第1章 石油と文明
第2章 社会と世間
第3章 都市と環境
第4章 政治と政治家
第5章 世界と日本
第6章 人間と人生

おすすめコメント

先が読めない人生を選んだ著者の、先を読まずに本質を突く時評。2002年から08年までの政治、社会、経済、スポーツ等を論じる。

著者紹介

養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)