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わが子を算数・数学のできる子にする方法

PHP新書 654

出版社名 PHP研究所
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-569-77649-1
4-569-77649-3
税込価格 792円
頁数・縦 181P 18cm

商品内容

要旨

子どもの算数・数学の成績が上がらない。次こそ良い点を、と懸命に試験勉強をさせる。それで点数が上がることもあるが、すぐにまたダメになって、結局、落ちこぼれる。それは、目先の試験範囲にとらわれて、その子がもっと基礎的なところでつまずいているのを無視しているからだ。本書で紹介する「数学ビル」は、つまずいている場所を発見し、先生・親・子どもで情報を共有してそれを手当てし、子どもが自発的に目標に向かって勉強するようにするツール。付け焼刃ではない、本当の実力がみるみる伸びる。

目次

第1章 なぜ、算数・数学でつまずくのか―個別指導塾の現場から(テスト対策ばかりさせても無駄
「テストのために暗記すればいい」という生徒の誤解 ほか)
第2章 「数学ビル」は「速い言葉」(すべての基本は「言葉」
速い言葉/遅い言葉 ほか)
第3章 「数学ビル」を使った勉強法(「落ちこぼれからの脱却」工程表
知っていることに知らないことをつなげていく ほか)
終章 数学ビルが日本を救う(数学力の低下は日本経済の凋落
数学ビルから見る風景は日本経済復興と安定感の増大 ほか)

おすすめコメント

子どもの算数・数学の成績が上がらない。次こそ良い点を、と懸命に試験勉強をさせる。それで点数が上がることもあるが、すぐにまたダメになって、結局、落ちこぼれる。それは、目先の試験範囲にとらわれて、その子がもっと基礎的なところでつまずいているのを無視しているからだ。たとえば、「2次関数」が試験範囲でも、「1次関数」がわかっていなければ、「1次関数」の勉強をしなければならない。それに時間をとられて目前の試験では点数がとれなくても、そこからやりなおさなければ、成績が上がることはない。しかし、つまずいている場所を発見し、手当てできるかは、これまでは教師の技量にかかっていた。子どもにしてみれば、どの先生に当たるかの運だったのだ。本書で紹介する「数学ビル」は、運によらずに、つまずいている場所を発見して手当てし、子どもが自発的に勉強するようにするツール。付け焼刃ではない、本当の実力がみるみる伸びる。

著者紹介

小出 順一 (コイデ ジュンイチ)  
1968年東京生まれ。個別指導塾クレア・アカデミー創業者。数学で挫折し文系へ転向するも、高校時代を通して成績は最下位の部類。浪人決定と同時に早稲田大学を目指し、2浪で合格。浮浪人編集部・音楽部・演劇部の3つのサークルを立ち上げ、文芸ミニコミ誌や音楽アルバムの製作・販売、演劇の発表などを行なう。卒業後、フリーターとなり資金をつくり、単身ロサンジェルスへ移住。多文化に触れ価値観を広め、深めるが、ビザの関係で失職、帰国する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)