• 本

イザナキとイザナミの正体

PHP新書 1441

出版社名 PHP研究所
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-569-85989-7
4-569-85989-5
税込価格 1,265円
頁数・縦 225P 18cm

商品内容

要旨

イザナキとイザナミは日本を生んだ始祖であるにもかかわらず、目立たない神だ。アマテラスやスサノヲに比べて、祀る神社や伝承地は少ない。なぜ偉大な夫婦神は虐げられたのか?背景には、『日本書紀』を編纂した藤原不比等を中心とした藤原氏の政治的思惑があった―。国生み神話、イザナキとイザナミの名前の由来、アマテラスやスサノヲとの関係を読み解き、悲劇の夫婦神の謎を暴く!

目次

第一章 イザナキ・イザナミの不思議と国生み神話の謎(じつに人間くさいイザナキとイザナミ
イザナキとイザナミは高天原の支配者にはなれなかった ほか)
第二章 ヤマト建国の考古学とイザナキ・イザナミ神話(本来の神話はイザナキとイザナミから始まった?
イザナキ・イザナミの由来は“サナギ(鐸)”? ほか)
第三章 イザナミと黄泉国と出雲と熊野(イザナミが統べる黄泉国とスサノヲが統べる根之堅洲国
黄泉国は地下の国ではなく人間世界の延長線上にある ほか)
第四章 イザナキとイザナミの正体(ヤマト建国に尽力した銅鐸文化圏は敗者になった
イザナキとイザナミは敗れ裏切られた人々の象徴? ほか)

出版社・メーカーコメント

国生みの始祖であるイザナキとイザナミは、じつは神話構築の「最後」に編み出された神だった? 古代史研究の鬼才が夫婦神の謎を解く。

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)