横須賀ブロークンアロー 下
双葉文庫 や−33−02
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2017年5月 |
ISBNコード |
978-4-575-51999-0
(4-575-51999-5) |
税込価格 | 1,019円 |
頁数・縦 | 693P 15cm |
シリーズ名 | 横須賀ブロークンアロー |
商品内容
要旨 |
ブロークンアローとは重大な核兵器事故のことを指す米軍の符牒である。ベトナム戦争時に、事故に伴って横須賀に核が運び込まれ、今も米軍・自衛隊で核を共有しているという驚くべき話を石渡は聞く。その秘密保持に携わる特殊機関が存在することも。命を狙われ続ける江井に、彼を守ろうとする勢力も現れ、まさに死力を尽くした戦いが勃発。特異な歴史風土を持つ横須賀に蠢く、驚愕の機密と野望とは?スリリングかつ痛快な大スペクタクル活劇! |
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おすすめコメント
それでもひたすら能天気な江井だったが、彼を守る一団もあらわれた。横須賀には「芯」があり「真」がある、信義を大事にする人間が多くいる。自警団的組織や、地元の長老的存在の老人が持つネットワークにより、正体不明の敵と渡り合い、江井は幾度も命の危険を脱する。警視庁・公安部に所属する40歳の石渡秋彦も、江井を監視する役目から、どうにも憎めない彼を密かに護ることに力を尽くすことになる。終盤、核をめぐる真実がすべて明かされたとき、日本でありながら日本でないような、この土地が持つ特異な歴史と風土とに思いを寄せざるを得ないであろう。横須賀・三浦中を縦横無尽にかけめぐる、スリリングな冒険活劇!